DES-TAI第三戦

09年DES−TAI 開幕戦 4月5日 オートポリス

 初ものづくしの開幕デスタイ!!(^0^)

今年、改修工事で2月まで閉鎖中だったオートポリスも桜とともに帰ってまいりました。
いつもなら皆さん当然テスト走行も終わっている頃なんですが、今年は今日がお初!!と言う方も多いと思います。かく言う私も今日始めてオートポリスと対面しました。あら、あんなとこが!?と言うのが結構ありましたね「トイレ温熱便座に変ってる!!」とアパルーサの女性スタッフも喜んでました(^^)大幅に変ったのはピット付近、コースとピットロードを分けるコンクリートウォールには金網が付き、ピットサインはその隙間から出すようになりました。またピット出口のガードレールがなくなり、ストレート走ってくる車からより確認がしやすくなりました。それと第二ヘヤピンの内側のガードレールもなくなり、グラベルが内側広くなりました。このコーナーはブラインドコーナーとして今まで皆さん苦労してたとこなんですが、ちょうど山のてっぺんの様になってて回りださないと先が見えず、スピンした車が確認し辛いし、手前のポストからも見にくく対応の遅れが心配でした。ヘヤピン先の下りでスピンされてたら素早い対応が出来ない場合もありましたから、ここは非常に嬉しい改修です、とても視界が良くなった感じです。

 さて、今回ゴールドカップ(公認競技)の方もこの不況のあおりなのか、N1クラスが台数不足でキャンセルされるという事、DES−TAIもなかなか厳しい状況でして、シニアクラス、ユーノスカップが台数そろわず、ユーロCUPの中に組み込まれてしまいました。少し残念!?早く景気回復して昔の活況が戻ることを祈るのみですね。
 ということで、何時もはEUROはぶっつけ本番なんですが、今日はシニアクラスも居るという事で、特別に10分間のフリー走行タイムを設けていただきました。これユーロクラスにもなかなか好評でした。次回からも是非もやっていただきたいということでオートポリスにお願いしたいと思います。さてその10分のフリー走行ですが、まだ朝早かったし(AM8:00から)昨日までの雨で少しだけ路面はウェットもあるみたいでした。私も慎重に走り出しましたが、やっぱり4ヶ月ぶりで路面もセミウェットとなると慎重になりますね、だんだんなれてきたかな?と言う頃にはもうタイムアップチェッツカーでした。でも皆さん本番に向けてなんとなくイメージ付いたようで、この方式なかなか良いようですよ!?、しかし残念なのは、チェッカー受けた後に気が抜けたのか!?3コーナーでスピードオーバーからアウトに飛び出しスポンジバリアーに吸い込まれた方がいらっしゃいました。チェッカー後というのがひとつのポイント!!チェッカー受けてからの1周はクールダウンのためのもの、是非スピード落として、愛車に異常ないかとか、チェックしながらピットまで帰ってきてください。走行会でもたまにあるんですがチェッカーで気が抜けるのかついついスピード落とし損ねた!!というのがあるんですね、そして多いのがこの3コーナー、1コーナーから下りで意外とスピード乗るんですよ、ここで気が抜けてると「ステアリングとブレーキ操作が遅れて飛び出しちゃった」ということになるらしいです。チェッカー受けたらスローダウンして車も心もクールダウンしましょうね(^.^)

  今日は前方にシニアクラス4台が並んで、グリッドを少し開けてユーロが並ぶという変則スタートです。ポールはやっぱこの人にしないとと言う事で、最長老の工藤スーパー7!!「俺がポール?おいおいもうそんなに速くないよ若く無いし,抜かれるばかりじゃおもしろ無いよ」とご謙遜を、セカンドポジションはTAKATORIシルビアを駆る女性ドライバーもちだ嬢です、今回鷹取さんが怪我のため出場できず代役だそうですが、どうしてどうして、昔インテグラRで女性ドライバーが参戦した事ありますが、それ以来なんですがね下馬評じゃ高取さんと遜色ない走りだとか!?その後ろにR33スカイラインの初参加、吉田さん、そしてスパーセブンの桑島さん、グリッド開けてユーロのポールはBMWM3Bで崇高の10秒切りを見せる北宮さん、そしておなじみくるくるMクーペの瀬戸さん、去年から話題騒然の鶴丸E30M3が三番手という布陣、私は今回何時もの指定席最後尾から皆さんの邪魔をしないようにこそっと混ぜてもらう事に、その他何時ものE46松木さん、M3Cの吉川さん、白いE46長崎から田口さん、ポルシェは井上さんが946カレラで初参戦です。ロードスター2台とフカウラ180をくわえ総代数16台で今年の開幕戦はスタートです。

いよいよグリッドについて恒例の選手紹介も終わり、サインボードは1分前!!全車エンジンに火を入れていざ出撃です。レッドシグナルが消えて全車一斉に!?と思ったらシニアクラス吉田R33がスタートと同時に、白煙をもうもうと上げてしまう。これで後ろはパニック状態、ユーロクラス鶴丸E30M3はスタート上手くいって、シフトアップしたらゲトラーク慣れてないもんで、一気に3速飛ばして5速に「あれぇ〜〜」とクラッチ繋いだらヴォ〜〜と牛さんになったそうで、相当あせりまくってアセアセだったらしい?瀬戸Mクーペはいまだとばかりに全開加速、が!?しかしこちらも一瞬煙にビビッたのか、加速が鈍る、その間に松木E46と吉川M3Cが鶴丸E30を囲んでしまったそうだ。先頭はクリーンスタートの工藤スーパー7!!やや外側にラインを取り「え!?そこまで加速していいの??」と思うくらい突進中、二番手には紅一点もちだシルビアがそしてユーロクラス北宮M3Bが早くもシニアクラスに割って入っている。イン側では、吉田R33がタービンなのか真っ白い煙を吐きながらスローダウンそのままグラベルに入ってあえなくリタイヤ、私は一番後ろからだったので、何だっこりゃどうしたの!?とアクセル抜いて様子見です。そしたら今度はアウト側で白煙が!?「ええええ??こりゃ大変そうで・・・」とまたアクセルオフ、イン側にはタービンブローでスロー走行、アウト側はスピード出しすぎ? でフルブレーキで白煙もうもうともう大変です。1コーナースピードオーバーで曲がりきれず工藤スーパー7はオーバーラン、気合入りすぎ?? でアウトのグラベルへ、 これでトップは、もちだシルビア、2番手北宮M3B、その後はワイワイガヤガヤ と後の皆さん無事に通過です。3コーナーS字で3番手にいた瀬戸Mクーペがシニアクラスの桑島スーパー7をこりゃ相手じゃないなと先にやろうと道を若干譲ったところへ、試合巧者、鶴丸E30がスルスルとアウトから並びかけS字二つ目でインを取り前でる。 流石でございます。伊達にバイク乗ってないんですね!?その頃 私は、皆さんについて「さっきの煙なんだったの!?」と思いながらようやくかき分けて、松木E46の後ろでヘヤピン回ってました。100Rで松木さんに譲ってもらい、その先に居る白いE46田口さんの後ろから第二ヘヤピンに照準を合わせてイン側へ、そしたら田口さんの前に吉川M3Cが居たらしく、田口E46もインに進路変更、私はもう田口さんの横まで来てたんで「あららら、道ないかもドヒェ〜〜」といいながらさらにイン側へ、結局田口さんが少し引いてくれて、無事にインギリギリで2ヘヤを回りました。でも入り口3台並んで入りそうになって、面白かったです(後で考えればですが)。通過後ハザードチカチカさせてありがとうサイン出して先に行かせてもらいました(^^)。1周目のトップはもちだシルビアが取る。「ポールはいやじゃ」と駄々こねてた工藤さん、スタートでのミスを挽回とばかりにフル加速で3位通過です。そしてまた1コーナー、工藤さんまたも迫力のフルスモークブレーキングで曲がっていきました。これから工藤さん《スモーキングK》とでも呼びましょうかね!?(^0^) 後ろから来た鶴丸E30、瀬戸Mクーペはまるで霧の中!?からの1コーナーブレーキング競争です。アウトからその320頭のお馬さんに鞭を入れてフル加速で迫る赤いMクーペ、まるで保安官に追われるように逃げ惑う黒いE30、その差は100頭以上、1コーナーブレーキングで前に出た瀬戸Mクーペだが、その老練な技を駆使してイン側を上手くブロックするE30をオーバーテイクできない。いや無理すればやれたかも!?ですがここはお互い紳士協定、遊びだし無理はやらないのがDES−TAIです。しかしコース取りの上手さは流石です、インに入れそうで入れない、前が開かないとあとで、瀬戸さんお手上げだったと話していました。私は1周目最終コーナーからストレートに入ったところで、どうしてもラジアルで頑張る深浦180をラジアルよりは遥かにSタイヤに近いフェデラル595RS−Rのグリップ力を使ってコーナリングスピードでパス、1コーナーにチラッと赤と黒が見えてましたが・・・。これが永遠の距離。周回ますごとにだんだん見えなくなります。そこでフェデラルでどこまでいけるか、タイムアタックしてみる事に、まったくクリアーで誰にも合わないんですよ、約2周タイムアタックしました。気温も低めでフェデラルには好条件です。周回を増す度に、お尻がムズムズするんですが、今日は何時になく落ち着いています。結局16秒台真中ぐらい出たのを確認して、スローダウン多分根性入れれば15秒台もクリアできそうです。Sタイヤの半分以下の費用で1〜2秒マイナスなら費用対効果抜群です。それにオールラウンドOK、雨でも寒くても気にならない、そのまま履きっぱなしのスポーツラジアルなんですよ。その後、深浦さんと合流して2周遊んで6周目でピットイン、戦線離脱をしました。レースは、女性ながら終始安定した速さでぶっちぎり、もちだシルビアがトップチェッカー、2番手には脅威の速さで、ユーロながら北宮M3Bが、3番手には「俺は抜かれるのいやなんよもう若くないしねぇ〜〜」といってた工藤さんが入りました。ユーロクラスは 総合2位の快挙でトップ北宮M3B、2位は100馬力の差をコーナーリングとドラテクで交わしてこれも初の快挙、E30神話を作って鶴丸さんが、3番手には後半あきらめムードだったのか、13秒出して追いかけても捕まらなかったと爽快に悔しそうな赤い瀬戸Mくーぺが10m差でチェッカーでした。鶴丸E30M3は実はアイディングSIIでした!!でしたというのは、今年初練習でエンジン壊れまして、急遽1週間前にノーマルエンジンに積み替えて、今日がそのシェイクダウンでした。でもね!?そのアイディング時代より速い新記録、しかもE30では前人未踏の2分14秒123 と言うとんでもないタイムでしたよ、これ私なんか年に1度出るかで無いかのタイムを200馬力で出してしまったんですよ!!瀬戸さんもベストに近い2分13秒851 で追いかけたんですけどねぇ〜〜凄いです。今回初物がいっぱいです。もともと戦闘力がある常勝マシンとは言え、TAKATORIシルビアで女性初の表彰台、しかも真中ゲットしたもちだ嬢、これもお初、凄いです。また総合でユーロクラスしかもBMWがシニア混走で割ってはいるのも多分始めて、しかも一桁2分08秒395ですからね、立派にシニアのタイムですもんね!!いやいや素晴しいです。北宮さん表彰式で表彰台に上りっぱなし、シャンパンファイトに副賞のワイン2本持っていきました(^0^)

今回のDES−TAI、不況で始まるまでは少々沈んでいたんですが、終わってみればやっぱりDES−TAI、九州のサーキット仲間の楽しいお祭りでした。


DES−TAICUPリザルト

総合

1位 もちだよしこ TAKATORIシルビア
2位 北宮 崇志 Bittewestた〜坊★M3B
3位 工藤 健二 ケーターハムスーパー7
レース中ベストタイム  2分06秒020
(もちだよしこ 51 TAKATORIシルビア)  

ユーロクラス

 

優勝 北宮 崇志 Bittewestた〜坊★M3B
2位 鶴丸 健士 BumingCraneM3(E30)
3位 瀬戸 貴司 くるくるMクーペ