このレポートをアップするころにはうっとうしい梅雨始まってるでしょうね!?、でも今年のゴールドカップに関しては快晴続き!!今回も梅雨寸前の晴れになるはず、間違いない!!多分??と言うきわどい設定ではありましたが、狙い通り絶好のサーキット日和となりました。去年の第2戦は大雨で中止、災害もおきましたからね、しかし1つだけ今回残念だったのは、ポルシェクラブの名物イベント“ポルシェパレード”と言う2年に1度鈴鹿サーキットをすべて貸しきって行うと言うリッチな全国的イベントと重なった為、ポー吉君がほとんど九州から居なくなるという事態になりまして、ポルシェクラブ九州の吉村専務理事から『今回は申し訳ない、全員欠席かも!?』というお電話をいただきまして、「うわ〜そうなんだ」と気づいた次第ですが、ゴールドカップの日程を変えるわけにも行かず、残念ですがお留守番のみんなで楽しむことにいたしました。といっても総勢19台ワイワイと楽しく何時ものように大盛況でした。
最近オートポリスの配慮で「朝早いのきらぁ~~い、眠いしぃ〜・・・」と言う、わがままな私らの意向に“あくしゃ打って!?か??(^0^)” 【注)熊本弁です。あきれかえってものも言えないと言う感じの言葉です】

 なんと予選開始は正午から決勝はやっぱりDES−TAIはゴールドカップの目玉だし!!と言うこと!?で、とりを取らせていただくことに…、お陰で関係者たる我々も出動時間に余裕が出来てお目めパッチリ、日の出じゃなく、爽やかな朝日を浴びてオートポリスに向かう事ができます。以前は眠い目を擦りながら夜明けを待たずに出発していましたから・・・。この時期の阿蘇路は最高!!爽やかですよ、でも朝のうちはヒュンヒュンと対向車線をかっ飛んでいくバイク野朗を除けばね!?(飛んできそうで怖い)景色も気候も最高です、新緑のオゾンいっぱい吸い込んで、すがすがしい気分で窓全開、軽やかに爆音響かせながらミルクロード駆け上がります。木陰で見張る白バイさんに睨まれて、アクセル戻したりしながら・・・(^v^ゞ

本日の参加は総勢19台!!はるばる四国から毎回渡航出撃の藤澤さんや長崎の田口さん北村さん、その他何時ものメンバーにプジョーの丸山さん、久しぶりのケーターハム坂井さん、前回牡蠣にだまし討ちされて到着以前にホスピタル直行だった桑島スーパーセヴンも元気に登場、沢山お集まり頂きほんとありがとうございます。
今日のキャッチコピーは“スパゲッティー対ハンバーガーにポテトがワイワイ(^^)”と言う事です、私が勝手につけたんですがね、フェラーリ(イタリア)にコルベット(USA)、それにスーパーセヴン(GB)絶対面白いはず、見て楽しめるDES−TAIになると思いますよ。

今回「ポイントはいらん、俺はあたま取りに行く!!」と言う決意で、何時も赤いポルシェGT3でE−1クラス常連のアルテロッシ田中さんが、真っ赤なアスリートイタリア〜ンをモンスターコルベットにぶつけての真っ向勝負、戦線布告!?そしてこの2台共にSクラス、タイヤはスリックを履くらしい?こりゃたまらんですよ(^^) これに広本、坂井、桑島のスーパーセブン勢、そしてロータス2イレブンの小っちゃなグレートブリテン軍団がどう絡むか?今回は問答無用のSクラス(インポート無制限クラス)覇権争い勃発かも!?そして常連ポルシェのいない分、小排気量のプジョー、ローバーMG、それにナロー73カレラ2.4が元気に登場!!BMWはターM3GTR、332TR、Z4、3B、E46M3、E-1クラスは964が2台、国産ジュニアはお馴染みCVS180が何とか20秒を切らないように奮闘中!?(20秒を切ったらジュニアクラスの国産車は参加できなくなる為)

とまぁ〜悲喜こもごも、そしていよいよ予選のはじまりですよ〜(^v^)
その前に常連のE46M3松木さんから「緊急事態、セルが回らない」と、聞けば発電機がパンクしてるらしいとの事、残念ながら連続出場の記録は途切れ、オートポリス到着できずリタイヤとなりました、と言うわけで総勢18台でコースインとなります。今回私も少しだけ雰囲気味わいたくて、予選から走らせていただくことにしました、すみませんお邪魔虫でm(__;m。まずSクラスを先にコースに出して、そのあと遠藤ポルシェ、同じくお兄さんの遠藤M3Bと続きます。自分も参加していると予選は何事もなく粛々と進行してると思っていましたが、意外と走ってたら、わから無いんですがそこかしこでいろいろあるようですね!?、そして開幕戦、赤旗の原因となるクラッシュをきした藤澤さん!!今回マシンが間に合わずもう一台の964RS(青)での参戦ですが、またまた場内騒然となるパフォーマンスをご披露いただいたようです・・・

一部始終は、氏のブログより参照しました、以下藤澤さんのコメントです

>18秒で周回するターグ号にひっぱって貰ってタイムアップを目論む・・・・
>アタック1周目、ターグ号とは1馬身差を保ち安定して最終コーナーまで
>前回のDES-TAI 開幕戦同様に最終コーナー立ち上がって、右アウトに膨らみ過ぎて・・・
>右のフロントタイヤをアウト側の縁石あたりに取られ
>かなりスピードの乗った状態で、左に右にタコ三昧(苦笑)
>ハーフスピンした状態で後ろ向きに流され・・・挙げ句、スタンド前で
>見ていた人達をうならせる、豪快なスピン・・・
>間違いなく、逝ったかと思いました!!!! その瞬間思ったこと・・・・
>これは予選やから、赤旗中断でも・・・・"でした、まじで(笑)
 >幸運なことに、芝生でなんとか止まってくれました・・・・・・(奇跡)
>しかも、前向きで!!(笑)

と言うことで、前回と同じ最終コーナーからストレートに抜けたところで豪快なスピン!!今回はピットレーン隔てるコンクリートウォール、ギリギリで無事終了、見事進行方向に向けて止まると言う快挙で、そのまま何事もなく走り去ったとか??しかし、オートポリスのモニターにその模様が映し出されて、場内騒然その後、大喝采だった!?と言うお話です。肝心の予選結果はと言うと、ポールは気合一発、430チャレンジを駆る田中さんが、5周目に出した2分06秒055、2番手は追っかけて追っかけて・・・のスーパーセヴン坂井さんが2分06秒675、3番手はコルベット片山さんが2分06秒857、なんとこの3台ほとんどタイム差がありません、こりゃ予想通りのほんまもんのガチンコレース見れそうですよ!!。EUROクラスは初登場の遠藤M3Bが2分12秒171でトップ、総合で7番手、その次に同じ遠藤(弟)ポルシェ964が続いてその次にアパルーサ灰色竜巻号(私)がお邪魔しています(^^ゞ。片山MGは、予選中1コーナー入り口のアウト側グラベルに長時間駐車!?していたんですが、クラッチトラブルでついに周回できず、計測出来なかったため最後尾に回ることに、そしてなんと熊本市内までパーツを急遽取りに行って、決勝までに修復するそうです(ファイト!!。大パフォーマンスを見せてくれた藤澤964は無事に予選を走り終え、パドックに見れなかった!?参加者集めて武勇伝の一部始終を…!!(^0^)いやいや無事で何よりでした(^0^)。

決勝は本日のファイナルレース、メインイベントを仰せつかって3時50分からゴールドカップシリーズのとりを勤めます。
今のうちにランチタイム「何時もの焼きそばと牛串食べよっかな♪♪」と思ったら、今日は結構な行列が出来てて、田舎者で並ぶの絶対いやな私は、「うぅ〜んパス、ほか行こう・・・」とドライバーズサロンのカツカレーに変更、
しかも景気よく大盛りを頼んで完食、気づくとお腹パンパンに・・・もう走る気力もなえそうな…(@_@;)ゲロ
皆さんはドラテク談義に花を咲かせたり、マシン整備をしたり、そして私はただただ休息お昼寝タイム(^^ゞ

そうこうしてる内に、だんだん時間は迫ってきます。 「あぁ〜〜まだ苦しい、食べすぎじゃあぁ~」と右往左往、満腹でコースに出るとたまに私、車酔いするんですよマジ、何とかお腹減らそうとあちこち歩きまわるもやっぱ無理、急にはアレ出ないしぃ〜・・・とまぁ~そんな事はどうでもいいんですが、いよいよコースインの時間です、私も今回は予選タイムの順番(9番グリッド)でスタートさせていただくことにしまして、皆さんと一緒にコースイン、片山MGも無事修理間に合ったようで元気にグリッドに向かいます。残念ながら私の斜め前の遠藤ポルシェは予選中からの前輪タイヤのエア漏れがついに原因つかめず安全の為に決勝は、あきらめると言う事らしいです。

その為私の回りは前方に黄色い遠藤(兄)M3B、斜め後ろに竹内332TR、真後ろが田口M3GTR、斜め前方がぽっかりと空き地になってます。M3B遠藤さんの前からはすべてSクラスで、ちょうどこの辺りがタイム的にも分かれ目、クラスも違うしEUROクラスとしては目標は黄色いM3すねっ!!て私は部外者なんですが、ここに並ぶとそんなこたぁ〜忘れちまいますよね!?そう、お腹パンパンと言う事も…。もはや選手紹介も耳に入らず、ただただ「スタートしたら左が空いてるし、こうしてあぁ~して・・・よしよしウハハハ1等しょぉ〜〜♪♪」と1ビット分もない脳内回路をフル回転させて、計画だけは完璧っすよ!!(^_-)-☆

ふと気づくとタワーからグリーンフラッグが振られ、フォーメーションの始まり、はやる気持ちを押さえて1周のパレードランです。あぁ〜飛ばしたらゲロゲロかも!?と反省しながら1周、グリッドまで戻って来たところ、私はどうした事か??エンジンオフに・・・「あれ、回りうるさいな!?、あっ!!スタートだった!!」とあわててセル回して何とかレッドシグナルには間に合いましたが、瞬間パニック状態に・・・そしてシグナルが消えてアクセルを踏む「あれ??あっ!?そだそだギヤ入れなくちゃ!!」と、でも前方の遠藤M3もなんかもたつき気味、後ろの田口M3GTRはホイールスピン、ラッキーと予定通りに左に出かかった所へ、後ろからシルバーの鼻先が、バキューンと視界に!!竹内332TRは前がいない上に絶妙のスタートだっのか?伸びる伸びる!!私は黄色とシルバーに挟まれて「あれぇ〜道がぁ〜無かバイ(*_*;」とあとすざり、竹内332TRはそのままグングン加速して、遠藤M3をも抜き去り、1コ―ナーEクラスのトップで通過です。私の真後ろには田口M3GTRが迫ってきます。「アララ、アララ」と私はアウトいっぱいに一時避難、1コーナー過ぎて、田口さんの前にもぐりこませていただきました(失礼しました)。そのころトップ集団はと言うと、スタート直後、軽さにものを言わせてスーパーセヴン軍団がいっせいに前に出かかるが、1コーナーまでには赤い430チャレンジがポジションを取り返す。1コーナーはフェラーリ、スーパー7、コルベットの順、しかしS字までにコルベットが少しだけ先行、そして三番手には広本スーパー7が坂井スーパー7を押さえて、コルベットに並びかける勢いで迫る、100Rを抜け2ヘヤからジェットコースターをくだりきって度胸一発の右コーナーへ、ここで3番手争い、広本スーパー7に先を越された、坂井スーパー7がこの下りコーナーをアウト側から広本スーパー7を攻め落とし3位に浮上、その後は、上位3台は予想通りのお団子!!接近 戦だ。後ろでは、これもスタートで先を越された遠藤M3Bが、1ヘヤ過ぎて登りの高速コーナー左100Rでこれまたアウト側いっぱいからコース幅ギリギリに機動性にものを言わせて、332TRを豪快に抜きにかかる、そして前に出たところで、2ヘヤにあわせてイン側へ進路をとり、竹内332TRを押さえEクラスのトップを取 り戻す事に成功!!真後ろから見ていましたが、ここはツーリングボディーのTRに対してリヤにGTウィングを備え、軽量化を徹底した黄色いE36M3が機動性では一枚上と言う感じでした。でもチキンハートの私にはあそこで外からは・・・出来ない、出来ない!!凄い気合と根性です。

後続グループも仲良く、1コーナーをクリアー、快音を轟かせて、先行争いです!!

1周目ストレートにはトップ430チャンジ、コルベット、スーパー7がひもで?がれたように立ち上がってくる、しかしここからはパワー勝負!!430チャレンジが伸びる、そしてスーパー7は苦しい、3台の間隔はまるでゴムひもを引っ張るように一列に長〜くその差が開いて1コーナーへ、そして次の周またゴムひもを縮めたように連なって、間隔も元に戻って最終コーナーから出てくる、またストレート、ゴムを引っ張るようにギューンとまた伸びる!!こんな表現でしょうか!?毎周回これが繰り返されています。3番手の坂井スーパー7はジェットコース ター下りきった辺りから前にどんどん詰め寄ってくる、コルベットも最終コーナーサイドバイサイドに近いコーナリングをすることもしばしば、しかしストレートに戻るとその差は等間隔で開くと言う展開です。そして私くしめは、1周目まだボケが治ってなくて、1ヘヤ3速で回ったのは仕方ないとしても、その先100Rの進入手前でギヤを上げてしまって「アラ、加速悪いなぁ~??」「ありゃまぁ〜何時の間にか4速に入ってるんでねぇ〜かい??」などとアタフタのしどうし、ようやく2ヘヤ過ぎた辺りで頭がついてくるようになりまして「あぁ〜ここは何時も3速だったな」なんて理解力も冴え渡りだして・・・。となると「ようし、今から行くばぁ〜〜い」となんか変な気合がいり、いざ追っかけ開始です(^^ゞ

前の2台、遠藤M3と竹内332TRと私との差はまだストレート半分ほど、今日はブレーキ(APレーシング)良し、タイヤ(FEDRALFZ201)も良し??「すぐ行くからねぇ〜待っててねぇ〜〜」とアクセル踏むが、そう簡単には・・・。そして2周目に入った3コーナーS字入り口で激しく黄旗が!!見ればホコリがもうもうと!?黄色いM3がアウト側スポンジバリヤー付近で止まってる、まだ直後のようで土ぼこりがただよっています。

大丈夫かなと心配しつつ、332TRに照準を合わせてそのまま追撃体勢に、少しづつ少しづつ、ほんと少しづつ差を縮めながら、ジェットコースターを駆け下りて登にかかるとアウト側左奥に今度は広本スーパー7が止まってる。どうしたのか?その後広本さんは復帰して走ってたようですが?そしてブリッジ下には180深浦さんも!?そんなこんなでようやく332TRの後ろにたどりつくまでに2周ほどかかっていました。

さぁ~これからがお楽しみ(^^)、ストレートブレーキ我慢して、コーナー進入は右に行ったり左に行ったり、仲良く勝手にちょっかいランデブーです。1コーナー竹内さんとブレーキ合戦、向うはブレンボウ、こちらはAPロッキード「今日は負けんけんね(>"<:」とビビリ気味に気合入れての100m超えてのブレーキング、しかしちゃんと止まりますよ!?ブレーキが良いと安心感が違いますね!?。余談ですが後でスタックメーターのメモリー見たら今までで最高のストレート230kmのトップスピード記録していました。でも現実は簡単じゃない!!入れそうで入れな、いや入れてくれない微妙な竹内332TRのブロックの技に、もうアドレナリン大放出、楽しい楽しい〜、悔しい悔しい〜、加速は竹内さんのはツーリングとあなどるなかれ、その正体はE46M3のS54エンジンにSMGと言うまんま中身はE46M3!!立ち上がり加速はどうにもかないません。それにその巧みなライン取りの技、あなどれません!?そして5周目少しだけ、332TRに小さな変化が・・・。どうもタイヤがいっぱいいっぱいの感じ、そして第2ヘヤピン、ブロックラインでイン気味に進入する332TRにインから行くと見せて(の,つもり?)アウトにいっぱい振ってクロスラインを狙って攻めます。コーナーの頂点付近でクロスして私はイン側へ、332TRはアウト側へ、すると332TRの動きが一瞬とまったかの様に??「しめた!!」ここぞとばかりに全力加速です。タコメーターはレッドを超えて8500rpm過ぎて駆け上がっています。
しかしここでシフトしてると手コキの私の動きより確実にSMGのシフトタイミングが速いはずです。前に出たところで急いで3速へ、そして4速へ、まだ斜め右後ろに居る竹内332TRを確認しながら、ジェットコースターの下り右コーナーでかろうじて前に出させていただきました。(ふぅ〜〜(@д@;

と、ここでほっとしたのか私のアドレナリンが急激に途切れて、急に食べすぎを思い出してかモヤモヤと!?せっかく前に出たんだからと1周は頑張りましたが、今度は後ろからガンガン突っつかれて、プレッシャーに弱い私は即ギブアップ、あえなく「ここは関係者だし」なんてぇ~言い訳考えながらピットイン、リタイヤ宣言することに、しかし前回同様、楽しいバトルをすることが出来ました。竹内さんありがとうございました、そしてお邪魔虫でご迷惑おかけしました”^_^”。

さて、トップ争いはと言うと、こちらも大波乱が・・・??限りなく続く三つ巴の戦い、これもまた気が抜けない根性と気力と技のきつい戦いなんでしょうね、追われるより追う方が楽 と言いますが、それじゃ真中は??6周目あたりでしょうか、グイグイ攻めまくり、攻められる2番手の片山コルベットに魔がさしたのか一瞬の隙が出来たのか?ブリッジ下を抜け最終コ ーナーに差し掛かる寸前でバランス崩してスピン状態に、上手い具合にコース上にとどまりましたが、泡食ったのは真後ろに迫る坂井スーパー7「アララ??アララァ〜〜??」と、どちらに流れるか解らないコルベットの動きに、緊急パニックブレーキ、前回の工藤スーパー7とまったく同じような状況、でも今回は逃げ道はなく完全に一時停止。うまい具合に1車線分だけ空いたイン側から、コースふさいで真横向いて止まったコルベットをパスして2位に上がる、コルベットも無傷ですぐに復帰、後をっ追って走り出しました。これで相当楽になったはずの430チャレンジはこれ以降、ラップタイムを落としてクルージングを始めることに・・・。

ところがその後方では約ストレート1本分遅れて再スタートした2台が、怒涛の追い上げを開始、次の周のストレート、アメリカンマッスルの底力でコルベットがスーパー7を抜き去り、フェラーリ追撃作戦開始!!そうとは知らない田中フェラーリは一人旅になってルンルン気分で悠々自適、ここがアマチュアレースの面白いところ、ピット要員なんて用意してないし、もちろん誰も教えてくれない!!追撃にはまったく気づかず、10秒台にまでタイム落としてのクルージング、場内放送も「コルベット最速タイム出して迫ってますよ、あれ、トップは気づいてないんでしょうか!?周ごとに4秒近く縮めています。このままだと?え〜とそうですね!!もしかすると最終ラップに逆転する計算になりますかね」と、やんややんやと、はやし立てる。「あと3周、差は10秒以上縮まっています!!赤いフェラーリはもうすぐそこ、そろそろ気づくころですね」「フェラーリもう気がついたでしょう??さぁ〜アメリカンかイタリアンか?もう一度仕切りなおしぃ〜」見てるほうはもう最高に興奮しますよ、私もピット横で事の成り行きを楽しんでましたから(^^ゞ。

そしてあと2周ついにコルベットが真後ろに迫る、こうなるとお尻に火が点いた田中フェラーリ、「あっ、何時の間に!?ヤバッ」とばかりにまたマジ走りにシフトチェンジ、今日ゴールドカップ全体の最速タイムとなる2分05秒941を出して、すたこら逃げまくることに、責めるコルベット、守るフェラーリ、この手に汗握る映像はモニター画面を通して場内を興奮のるつぼに・・・。

今日の全レース最高の見せ場でした。そしてそのままの状態で最終ラップ、1コーナーからS字、ヘヤピンへ・・・100Rを登って第2ヘヤピン、しかし状況は変らず「あと半周、コルベット残り少ないぞ!!」「フェラーリ逃げきるか、残るはジェットコースター下り勝負!!」と場内放送も絶叫!!モニター釘づけ状態です。「まだ抜けない・・・うぅ〜ん抜けません、互角の走りです」「さぁ〜いよいよ最終コーナーだ、ここでコルベット並びかけたぁ〜〜!!が、駄目だぁ〜、さぁ〜出てくるぞ!!フェラーリかコルベットか??フェラーリがきたぁ〜〜〜〜!!」そうですついにポジションを守りきって、決意の通りクラスを変えて田中430チャレンジ総合の頭押さえて、まさに激闘の末の勝利!! 一度もトップの座を譲る事はせず。田中フェラーリ430チャレンジが、コルベットの怒涛の猛追を逃げ切って最初のチェッカー、ポールトゥーウィンを達成、惜しい片山コルベットが最後まであきらめず大健闘で2位に、そして小排気量ながらその身軽さでコーナー勝負を果敢にしかけた坂井スーパー7が3位でゴール。見ごたえ十分な、まさに問答無用のスーパークラスのマジバトル見せていただきました。これもDES-TAI史に残る名勝負でしたね。

注)最終ラップの最終コーナーの攻防、↑タイトル写真を今一度、御覧下さい、
両ドライバーの目線!!気持ちが伝わってきます。最高の見せ場でした、ナイスファイト!!
【写真撮影 bmhさん】

そしてEUROクラスは竹内332TRが独走で優勝、2番手は初登場で73カレラ2.4を駆る島村がスタート直後から田口M3GTRとこちらもサイドバイサイドの大バトル、8周目の2ヘヤでようやく前に出てBMW勢に割って入りました。3位には見事完走、そして初のお立ち台(前回最終ラップのコースアウトで逃した)をゲットと言う田口M3GTRが歓喜の入賞でした。今回すべて入賞者は10周を走りきりました、お疲れ様でした、田口さんの「あと○周、あと○周・・・(◎o◎;)」と言う思い、よぉ〜く解りますね。よくプレッシャーに耐えましたね!!その他、スーパー7対2イレヴンのロータス対決も最後まで接戦で藤本2イレヴンが追いすがる桑島スーパー7を鼻の差で凌いで、4位5位を分け合いました。いたるところにドラマがある、そして終わって爽やかなDES-TAI第2戦でした、次回後半戦(第三戦は9月5日)でまたお会いしましょうね(^0^)

動画提供 :ターグM3GTR (ターグさん)
       :カッチカチレーシング青964(エフ993さん)

総合

優勝 Sクラス 53)田中新二 430チャレンジ
2位 Sクラス 74)片山和孝 焼鳥おおくぼシボレーコルベット
3位 Sクラス 82)坂井義裕 スーパーセヴン
 

EUROクラス

優勝 E-2 54)竹内信三 BMW E46 332TR
2位 E-2 81) 島村 健 73カレラ2.4
3位 E-2 43) 田口 潤 ターグM3GTR
       
1位 E-1 68)藤澤圭史 カッチカチレーシング青964RS
       

ポールポジション 53)田中新二 430チャレンジ 2分06秒055