DES-TAI第三戦

 今年は、すべてドライと言う大変恵まれたゴールドカップシリーズでしたね!!。そしてこの最終ランドも晩秋の 爽やかな空気の下、大盛り上がりのイベントになりました。今回は九州一の韋駄天決定戦!!スノコ九州グレートドライバーズカップが特別企画として開催決定!!私も何時ものDES−TAI FEDERAL EURO CUPと、2レース分を脳みそに詰め込んで来ないといけない、と言うことで、残念ながら今回はコースにでるのをやめて、皆さんの走りを注視することにいました。今日はその為、受付時間が早く朝7時からとなります。これは最近不精してるEUROな方々には少々眠たいかもですね!?私なんか前の日は9時に寝て時間調整ですもん(^.^)

まだ夜明け前のアパルーサを出発、一路オートポリスへと向いました。今日は綺麗にお星様も満月に近いお月様も夜空に輝いています。オートポリスに着いて、参加者受付の準備を始めるころにはうっすらと夜が明けてきます、気温は3℃!!寒みぃ〜〜(熊本弁) 晩秋と言うよりもう初冬です、でも参加者の皆さん、昨日から泊まりこみの方もいまして、ゲート前には遠路、愛媛から参加の平岡さんが318iSを積んだキャリアカーで、午前1時から仮眠してたそうです。7時を回る頃になると、遠くから爆音を轟かせながら、ポルシェが、BMWがやって来ます。スーパーセヴンの坂井さんは完全武装で…、でも到着して「寒む、さむさむさむ・・・」と震える手でグローブ外しながら一言「朝は気持ちいいけどヒーターないし!!屋根ないし…オシッコ」と「お日様出たら日なたぼっこ」だそうです(^^)。今日は各クラス最終戦と言うことで、なかなかの盛況のようですパドックではアパルーサブースも出来ています、スノコオイル、フェデラルタイヤ、そしてアッシュ(ASH)モーターオイルの協賛を頂いて、何時になく華やかな雰囲気です。グレートドライバーズレースはスノコオイルの協賛!!、そしてEURO CUPには年間チャンピオンになれば、なんとフェデラルタイヤから4本お好みでタイヤをプレゼント、今日のEUROウィナーにはASHオイルからプレゼントがあるという、素晴しい最終戦です。

それに呼応して参加者もバラエティーに飛び、遠く関西からの殴りこみもあり、一段と熱い戦いがこの、爽やかな日本晴れのオートポリスで繰り広げられます。アパルーサブースには参加者のみならず観戦のお客様も訪れていただきありがとうございました。 是非タイヤはフェデラル、オイルはスノコとアッシュをご愛用くださいますよう、よろしくお願い致します。勿論アパルーサでは常にご用意して皆様のご来店をお待ちいたしておりますので・・・(宣伝ッス(^^ゞ

 

それではまずは、今日のハイライト!!とにかく速い!!"九州グレートドライバーズ CUP"から・・・

年に一度のスペシャルイベントとして開催される、九州のトップガンによる、スペシャルレース!!
腕にマシンに自慢のオートポリス10秒切りの実力者を集めての、今年の九州ナンバーワン最速決定戦です。
まともじゃないですよ!?マジに・・・。私は参加する事さえ出来ませんです^^; 
5年のブランク経てで帰ってきたDES−TAI王者、半仁田NSX、そして打倒NSXの筆頭、ランエヴォ使い九州ナンバーワンの横通、ポルシェGT3で先日行われた国際レース、アジアンGTにも参加した江本、そしてこれまた180で往年のジムカーナーチャンピオン本武、FC使いの清川、R33の吉田、そしてEUROからはフェラーリF430チャレンジの田中、コルベットの片山、スーパーセヴンの坂井に、広本、そしてロータス2イレヴンンの藤本、E−1・2クラスからも果敢に挑戦する、遠藤兄弟の黄色いポルシェ964とBMWM3B、いずれも10秒をきるつわもの揃いだ。台数こそ少ないものの顔ぶれを見ればそのレベルは解るというもの、開催前からもう誰が王者NSXに挑むのか?と言う話題で騒然でした。しかし、張り切りすぎか!?清川FCがエンジントラブルでサーキットまでたどり着けず、遠藤M3BもBMW勢での初挑戦で期待されたものの、前の週に行われたレースでまさかのアクシデント、マシン大破でこれも参加できず。残り13台での決戦となりました。予選が始まると、異様な雰囲気、パドック内が妙に静かに・・・、みんなピットのモニターにカブリ着きで、事の成り行きを注視している様子。場内放送もにぎやかだ!!。刻々と入るラップタイムに一喜一憂、「おう〜〜56秒台が・・・」と言う感嘆の声が響く、まずはランエヴォ横通が、アウトラップから1周目で早くも、その後続々とそのほとんどが軽く10秒を切っての走行だ、次の周、真打、半仁田が白い九州男児NSXでこん身のアタック、なんと1分55秒897を絞り出す、「出た出た!!やっぱり来たぞ!!」とパドックスズメも騒がしい、同じ周、青いドリーム180も2分を切って59秒313をなんとSタイヤで記録!!、予選タイムは15分間、早々と引き上げるもの、最後まであきらめずにアタックするものと様々である。そして最後の最後「まもなくチェッカーまで3分をきりました、もうラスト1周と言うところでしょうか、各選手、最後のアタックです」と言う場内アナウス「お〜〜っとさぁ〜〜来ました、ポルシェ997江本!!58秒067、三番タイムだぁ〜、そしてここでチェッカー」と終了を知らせる場内放送、パドックでは他のレース参加者たちや関係者が一様に凄い!!と感動の様子です。九州トップクラスの本気走りは半端じゃありませんでした。さすが半仁田さん、きっちりタイムを作ってきますね、そして横通さん、実は昨日、アメリカから24時間飛行機飛ばして!?昨日の夜に福岡に帰りついたばかり、3時間の仮眠でオートポリス入りしたとの事、しかし自己ベストで予選2番タイム1分56秒828を記録「時差ぼけに睡眠不足がよかったかもね!?力はいらなかったし」とニコニコ、眠気も吹っ飛んだようです。実に4台が2分の壁を破り見事オートポリストップガンに・・・そしてNSXとランエヴォの差は1秒ありません、スタートで有利なターボ4駆のランエヴォ、一度前に出たら?果たして、また虎視眈々と狙うポルシェGT3CUPもその実力からしてあなどれない存在です。そしていよいよ決勝を待つばかり・・・。と、ここで4番手1分59秒313を記録した本武ドリーム180がブレーキに不安があるということで決勝はリタイヤするということに、本人曰く「1コーナーで前の車に追突しそうになって、でも、どうもブレ−キ効きかなかったから2分切れたんだろう??」と理解不能なコメント残して????それ以外でも続々とシングルが!!EUROのSクラス勢も多数挑戦しています。片山コルベットと田中フェラーリ、この2台は今年1年通してのライバルです、2分02秒441と2分03秒050と毎度ながらの接近戦、また広本スーパーセヴンも「もうタイム出んようになって、これで引退やめじゃ」と言って出て行った割にはニコニコ!?これまた今年最高タイムの2分06秒557でシングルに返り咲き、Sクラス表彰台常連の坂井スーパーセヴンの前のグリッドを確保しています。その他13台中12台が2分10秒を切ると言う流石にグレートな方々です。そして いよいよ1年に一回きりの問答無用、速い者勝ちのスーパースプリントの始まりの時間が迫ってきました。各車、コースインして、所定のグリッドへと向います。ポールポジションは純白のボディーを身にまとった、誰もが認める実力九州No'1の半仁田NSX、その斜め後ろには、横通ランエヴォ、真後ろには銀色に輝く江本GT3CUP!!いずれ劣らぬ韋駄天マシンが静かに、いやグウォンガウォンとアクセルをレーシングしながらゆっくりと並んで行く。そしてエンジンが切られ、選手紹介が粛々と進み、やがて1分前!!一斉に轟音が響き渡り、各マシンがグリーンフラッグと共に、身を左右に振りながらフォーメーションラップへと出て行きます。そして轟音がだんだん遠ざかり、グランドスタンドは静けさを取り戻す。やがて最終コーナーから白いNSXを先頭に、グリッドに戻り整列!!いよいよ九州決戦開始の時間です!!興奮します、凄いです!!全車整列、後ろでグリーンフラッグが振られ、レッドシグナル点等、シグナルの消えるタイミングを見計らったかのように、ポールの半仁田NSXが動き出す、一瞬遅れて全車轟音を轟かせて、1コーナーに向ってまっしぐら、半仁田は2番手、横通ランエヴォを牽制するかのように少しラインをアウト側に寄せながら、トップを堅持!!1コーナーをクリアーしていく、その後ろは我先にとワイワイガヤガヤ1コーナーをクリアー全車無事に通過、3コーナーS字へと向う、そして第一ヘヤピン、ここで波乱が、3番手でヘヤピンを回った、江本ポルシェGT3が、なんと立ち上がりでスピン!!タイヤスモークを上げて1回転してコース上をふさぐ、これは大変!?しかし、流石ベテランぞろい、後続車は上手く右に左によけて何事もなかったように、フル加速で登り100R を駆け登っていった。スピンした江本ポルシェGT3も無事に復帰、しかし最後尾まで落ちるハメに・・・。1周目のストレート、ポールスタートの半仁田は2番手横通に、ストレート半分くらいの差をつけ、通過!!と、ここでまた事件が!?場内放送によると「あぁ〜〜トップの半仁田選手にペナルティーの提示です、ドライブスルーペナルティーです、これはどうしたことでしょう??」「今情報が入りました、フライングです、スタートでフライングがあったと言う判定、これは大変だ!!」と、絶妙のスタートと思えたけどなんと僅かにシグナル消えるより速く動いたらしい、3番手以降はあの混乱で、少し差が開き、EURO Sクラスのコルベット、フェラーリ、スーパーセヴンが団子状態でストレート通過です。でも外から見る走る姿はこれが素人??と思うくらいの迫力です、少し遅れて江本ポルシェも・・・。 もうサンデーレーサーの範囲を超えているような、大激走真剣勝負のようです。2周目に入り、2位との差を広げながら最終コーナーを回ってきた半仁田NSXは、ぺナルティーを受けるべく、ピットイン、ピットレーンを時速60kmの制限速度で通り抜けます、しかしこのクラスでのペナルティーは大きいです。その間に2位以下5〜6台が通過していきます。半仁田NSXは、ちょうど一番混雑してる辺りに割り込んだ格好に、そのまた後ろからは、最後尾に落ちた江本ポルシェが必死の追い上げ!!トップに立った横通ランエヴォはすたこら逃げるのみ!?。4秒の差をつけられていたのが、逆に20秒の差をもらったことに・・・。しかし半仁田NSXここから凄い追い上げです。一気に2分を切っての連続走行です。しかしトップの横通さんもそこは承知、負けじと2分を切っての走行を開始、その差はなかなか縮まらない。しかも追う半仁田、江本の2台は他の車をかきわけながら前を追うことに・・・。そこでは、またEURO Sクラスの車輌による、激しい先陣争いが繰り広げられているわけで、丁度、スーパーGTの500クラスが300クラスの中に迫ってきたような感じなのだ。「横通選手、1分59秒台でコンスタントに走っています。さぁ〜半仁田選手2番手に復帰です。差は15秒、そして江本選手もどうやら混雑を抜けて3番手にそろそろ上がりそうですよ」と場内放送、周回数はどんどん進み残り3周、「江本選手1分58秒756、ベストタイムです、半仁田選手こちらは7周目1分57秒981」トップとの差は10秒きりましたねぇ」さぁ〜面白くなりました。でも横通さんのタイムもコンスタントに1分59秒台、なかなかですバイ(^^)!?あと2周、もう半仁田さんには前方にランエヴォがはっきり見えているはず。こうなるとまた見るほうも手に汗握ることに、さぁ〜逃げ切るか?捕まえられるか??残り1周です!!。「もうランエヴォとNSX差は20メーター、残すところ第二ヘヤピンからジェットコースター、登りセクションのみです、最終コーナーどちらが先に現れるか!?」とアナウサーも興奮気味!!その頃最終ラップに入った坂井スーパーセヴンが1コーナーでコースアウト!?今年スーパーセヴン勢を引っ張ってきた坂井さん、惜しくもここで力尽きリタイヤです。そしてトップ争いは、横通ランエヴォがついに逃げ切り、トップチェッカー、2番手は怒涛の追い上げで20秒差を4秒まで縮めたものの、ついに及ばずで無念の半仁田NSX、3番手は1周目のスピンからこちらも立ち直り、江本ポルシェGT3が入賞、その後は4位に片山コルベット、5位には復活!!広本スーパーセヴンが割って入り6位には田中フェラーリ430チャレンジと言う順でチェッカーを受けました。流石に見ごたえのあるレースでした。このあとDES-TAI EUROのSクラスで片山コルベット、田中フェラーリ、江本ポルシェGT3、して広本選手のスーパーセヴンに一柳選手が乗って、もう一度今度はトップをかけて戦う事になります。表彰式、満面の笑みで喜びをいっぱいに、横通さん、初のチャンピオン奪取でした。2位に甘んじた王者、半仁田さん、ニコニコしながら「ギリギリのスタートをやったけど・・・やっぱりなっ!!博打だったけど仕方ない、ランエボは4駆だしスタート抑えないと、後ろにいても抜ける可能性少ないと思って・・・」と、横通さんもそう言えばスタート前に「勝負はスタートしかない、先に行かれたらそのまま見えなくなるかも、スタートダッシュだな!?」と言ってました。また「半仁田さんが動いた時、つられて動きそうになり。一瞬ドギマギしたけど動かなくて良かった!」と、いやいや極限の駆け引きやってるんですね!!しかしグレートでしたよ、流石九州のトップクラス!!これは速いだけじゃない技も技量も備わったまさにグレートレースでした。さて来年はどんなマシンが??どんなドライバーが??年に一度の夢のバトルまたの機会に・・・(^^)/

タイムアタック最速 ポールポジション獲得
1分55秒897
スノコ九州グレートドライバーズCUPウィナー
50 半仁田 勉  九州男児NSX☆冨吉R  51 横通 英治  ラルテフィッチェランサー
総合リザルト 優勝  51 横通 英治 ラルテフィッチェランサー
  2位  50  半仁田 勉 九州男児NSX☆冨吉R
  3位  96  江本 玄  アラキレーシングK2スポーツ

今回の動画は、優勝したランエヴォ横通さんの予選アタック(1分56秒828)のものです。


さて、続いてはゴールドカップシリーズのとりを仰せつかる、お馴染みDES-TAI FEDERAL EURO CUPです。今年からDES-TAI方式になり予選決勝で、しかも年間チャンピオンになるとフェデラルタイヤからご褒美がもらえるということで、お蔭様で今年1年を通して大盛況でした。そしてこの最終戦、チャンピオンも決定するわけです、今回も総勢27台の出走しかもそれがチャンピオンの行方さえも左右するかもと言う、興味津々のレースとなりました。チャンピオンがかかるのはE-1とE-2の参加車輌、E-1クラスは全4戦参加でボーナスポイントをもらえるのは藤澤ポルシェのみ、あとは3戦出場の河野GT2(ポイントリーダー)だが藤澤ポルシェを上回る為には、最低クラス2位確保が条件、またE-2クラスは、竹内332TRがダントツだが、今回決勝グリッドに並び、ボーナスポイント8点を取ればリタイヤしてもチャンピオン、もし並べない場合は、田口M3GTRがこれもクラス2位以上でゴールすれば逆転すると言うことになる。いずれも結果しだいと言う事で、なかなか面白い展開です。と言うかそういうふうに作って有るんですね、速ければもらえるというものではなく、1位、2位、3位でゴールしたらそのタイムに60秒、40秒、20秒を加算されて、その合計タイムで順位がつけられポイントが与えら得れます。そして最終戦は、4戦全戦出場の場合はグリッドに並べば8点のボーナスが与えられます、また最終戦はタイム加算なし!!これで、どうころぶか!?最後までわからないと言う事になったんです。果たして結果は・・・、予選はグレートドラーバーズレースの予選終了から45分後!!二股かけての出場組みはテンヤワンヤです。そのほとんどがスリック、そして照準はグレートドライバーズレースにあわせている。その為、果たして予選のタイムは?そしてこちらEUROは27台の出走とあって、上手い具合にクリアーが取れるか!?これも問題ですね、小排気量のプジョー106、ゴルフV、BMW318iS、そして大排気量はアメリカンマッスル、コルベットまで、その差はえぇ〜といっぱい(^^ゞ?? まぁ~予選も渋滞気味??それでもSクラスは、軽く10秒を切り、トップは江本ポルシェGT3(掛け持ち組み)がEURO最高タイムの1分58秒760をたたきだしている、これは別格として、常連の片山コルベットが2分4秒121先程のグレートの予選からは約2秒のビハインド!!これはスリックタイヤの条件からしても妥当な線だろう!?同じく田中フェラーリも2分4秒483と肉薄!!この2台今年のハイライト!!最終戦もライバルです(^^)。過去3戦のポールタイムは片山コルベット2回、田中フェラーリ1回ですがいずれも2分6秒台、今回条件が良いと言っても、ここの2台ともベストを出しているわけです、しかもグレートドライバーズ出の予選結果は、1秒くらい早かったんですからね!!凄いですね、今回皆さんタイムを伸ばしています、その筆頭が、何時も動画を頂いてる、ターグM3GTRこと田口さん、なんと脅威の2分13秒652!!、今までのベストを4秒近く縮めています。これもまたパドックの噂の種に・・・また関西からやってきた野村E46M3は以前ランエヴォでDES-TAI参加したことがある、と言うことでしたが、遠征組みとしては脅威の2分11秒758で、田口GTRを抑えてE-2クラストップ、7番グリッド確保です。E-1クラスは坂本996GT3が2分7秒299で、Sクラス3台の後ろ4番グリッドからのスタートとなります。E-2チャンピオン候補の田口さん、一応は自分で出来る仕事はこなして、クラス2位を確保、このまま行けば場合によっては??ほぼチャンピオンの竹内332TRがSMGの不調をきたしていると言う事で、後は他力本願!?、その竹内さん、今日は参加する事に意義がある!!と言うことですが、それでも完璧ではないマシンで16秒台で走ってます。この分ならグリッド並べそうですね(^^)!!。またE-1の方は、河野さんなんとなく厳しそうですよ!?齢70を過ぎていまだ現役で頑張っておられますが、今回ポルシェ軍団大挙して押しかけていて、しかも10~15秒付近に固まっています、これをぬっての2位確保は来微意状況のようです。で、こちらも藤澤ポルシェは予選を無事に終わり、決勝のグリッドについて、河野さんの結果待ち!?さてさてこれもまた見る方としては面白いところですね。河野GT2はE-1予選6番手と言うポジションです。 そして、グレート、ドライバーズカップも怒涛の展開で終了して、掛け持ち組みはマシン整備してまたすぐパドックに並びます。さぁ〜いよいよ今年のラストラン!!最終戦の決勝です!!Sクラスを先頭に 各車、コースインして行きます。ポールに並ぶのは、銀色に輝くポルシェGT3CUP江本、先程のレースで痛恨のスピンをして、追いかけて追いかけて3位表彰台、今度は当然一番高いところを目指しているはずです。順当に行けば敵はいませんしね!!。2番手、3番手はお馴染みコルベットにフェラーリ、そして次またポルシェ、インポートカーが27台ずらりとグリッドに並びます。選手紹介も幾分早口に進んでいます。そして,いよいよフォーメーションラップです。
27台の隊列が徐々に動き出し、左右に体を揺らし、あるものはタイヤを空転させ、オートポリスメインコース4,674kmをいろんな思いを秘めながら1周して、また自分のグリッドにつきます。やがて、レッドシグナルが点いて、一段と騒音も大きく響き渡り、アドレナリンいっぱいにクラッチを繋ぎ、アクセルを踏み込んで、いざ!!合戦が今始まりました!!。先頭集団は無難なスタート、中断では、今日ベストを出した、田口M3GTRが、えっ?同じドライバー??と思うほど鋭い加速、前方のポルシェもBMWも右に左にかき分けてのスタートダッシュ!?素晴しいです。でもどういうわけか、1コーナーで譲って、3コーナーS字侵入までに上位グリッドの車に、やさしく「お先にどうぞ~~」と譲っている。まぁ~クラス違うし無駄な抗争は避けようと言うわけか!?(^0^)、そして全車多いわりには皆さんジェントルマンで、何のトラブルもなく全車、鬼門のヘヤピンを抜け、駆け抜けていく。先頭の江本GT3は早くも後続に差をつけて独走状態にその後ろではコルベットにスーパーセヴン(一柳)にフェラーリが三つ巴の戦い、そのすぐ後ろにはポルシェの坂本を筆頭に、ポルシェがわんさか、それに割って入る形で、野村E46M3も・・・。そのまた後ろの第3集団には、田口M3GTRを追っかけて、アイディングM3,Mクーぺ、ここに河野ポルシェも、みんなそれぞれ気合が入っていますね!?凄い戦いです。スタートで遅れた、くるくるMクーペ瀬戸は全車をかき分けかき分け、鬼神の走り、やがて田口M3GTRの後ろに脇アイディングを挟 でテールツーノーズ、チャンピオン候補河野GTも徐々に順位を上げているがいかんせん、その前のポルシェ軍団は元気が良すぎる。もうひとりの河野ブラックバード964はBMWE46M3(野村)の必要なアタックを何周にもわたって凌いでいる。そして中盤、なんとトップで帰ってくるはずの、江本GT3が帰ってこない、変わりに片山コルベットがトップに立つ、その周、江本は2分27秒台と言うタイムで、中段に混じってストレートを通過、一体何が??しかしここからまた江本の追い上げが始まる!!次の周は2分3秒台、そして次は2分を切っての激走だ、ついに2番手田中フェラーリを捕らえて2番手に、そしてなおもどんどん差をつめる、中段では、100Rアウトから攻めまくる野村E46に、ついに3速がおかしいと言う、河野ブラックバード964は根性負け、また田口を追いかける、2台もいつの間にか順位が入れ替わって、今度は赤いMクーペは田口M3GTRの後ろにつけている。ここまで瀬戸Mクーペは13秒台を出して攻めまくっている。1コーナーブレーキ勝負で脇アイディングの前に出たそうだ!!。そしてトップ独走中のコルベットの後ろに、毎周回、3秒縮めて、あと2周、ほぼ射程圏内に到達した、江本GT#はなおも攻めまくる

果たして、先程のグレートレースのトップ2台より差は無い!!、最終ラップ、ストレート、差は車1台、第一ヘヤピンほぼ真後ろ、100Rはトルクでコルベットか!?、第二ヘヤピン、クロスライン!!視界まだ抜けない、ジェットコースターを下り、登りセクションに・・・。「後半周無いぞ!!さぁ〜これもどっちだぁ〜〜」と場内放送、ブリッジ下、右に左に体勢を変える江本GT3、これはたまったもんじゃなさそうですよ!?、そしてついに最終コーナー、真中付近からアプローチするコルベットのわずかなインに鼻先を入れるGT3、そしてそのまま 回ってくる、半分回れば次のストレートへは、左に舵をきらなければならない、アウトとインが逆転するのだ!!アウト側で身を捩らせながら踏ん張るコルベット、もう並んでいる!!そして切り返し、ここで僅かにコルベット有利!!そしてチェッカー・・・・・・・・・・・。半車身、前にいたコルベットが一等賞、ほんのわずかながらポルシェGT3が後ろ!!、ゴールの瞬間、アナウサーも観客もピットも固唾を飲んで、シーンと・・・。そしてドワァ~~と言うようなどよめきがおきました。凄いラストラップでした。毎回激戦を繰り広げる、片山コルベットの凄技なのか、あそこでインをついた江本GT3の勢いをギリギリで止めました。3位には田中フェラーリ、4位はE‐1トップで坂本GT3、そして5位にはE−2トップ、野村E46M3が入りました。出走27台、完走26台のとてもエキサイティングなマナーも良いユーロな戦いでした。しかし皆さん今回は凄いレベルアップした走りでした。自己最高も沢山出ましたね!!来年が楽しみな最終戦でした。

 

そして表彰式です、オートポリスレースクイーンのあやちゃんと握手です!! まずは総合の表彰式、逃げまくった片山さんがテッペンに、そして追いまくった 優勝候補筆頭の江本さんが、2位、グレートドライバーズと2レース連続表彰台 です、3位も常連、田中さん、お互い健闘をたたえあい、爽やかな表彰式でした。 江本さんに一体何があったのか?? 実はジェットコースター下りた辺りで 激しくスピンしたらしい!?んですよ 2レースともスピンそして激しい追い上げと、いやいやお疲れ様でした。コルベットの片山さん、最後の1周長かったそうです(^^)

↑bmhさん撮影のスペシャルフォト!!
写真をクリックして見てください

 

続いて、ユーロクラス、こちらは仲良くE−1,2クラス同時表彰!! みんな仲良くワインで酔っ払ってください、帰ってからね(^0^)
その中で、田口さん、とても嬉しそうでした、2年間の集大成が花開いて、堂々の13秒台を出して、しかもベテラン二人を抑えきっての2位ゲット、もう今日からベテランですからね!?。

さてさてこれで、年間チャンピオンは??どうなったんでしょうねぇ〜〜????田口さん2番手ですよ、すると?、でも竹内さん、ちゃんと完走してます。またE−1クラスも河野美純さん、残念ながら3位まで入れず、藤澤さんが出場回数が多いので、こちらもチャンピオンならずでした。と言うことで年間チャンピオンはE−1クラス、愛媛から毎回参加していただいた藤澤さんが皆勤賞も含めてチャンピオン!!E−2クラスも」コンスタントに走ってしかも皆勤賞で全体の最多ポイント獲得で竹内さんがチャンピオンに決定、そして大健闘で最後までチャンピオンを争った河野美純さんに敢闘賞が授与されました。河野さんには高級ワインが、そしてあとのお二人はフェデラルタイヤ1台分お持ちかえりぃ〜〜!!(^^v

 

リザルト 予選ポールポジション 96) 江本 玄   1分58秒760 アラキレーシングK2スポーツ
   
 
総合 1位 74) 片山 和孝  KWSP−C5(シボレーコルベット)
  2位 96) 江本 玄   アラキレーシングK2スポーツ(ポルシェ997GT3)
  3位 53) 田中 新二  アルテロッソレーシング(フェラーリ430チャレンジ)
   
 
Eー1 1位 60) 坂本 弘志  ポルシェ996GT3
  2位 79) 河野 光哉  ブラックバード(ポルシェ964T)
  3位 93) 横山 秀昭  カッチカチRSbyアルテロレンソ
 
Eー2 1位 84) 野村 豊   ACRE SPIRIT VARIS E46M3(BMW)
  2位 34) 田口 潤   ターグM3GTR / SPIRIT(BMW)
  3位 55) 瀬戸 貴司  くるくるMクーペ(BMW)

てぇ〜ことでことしのDES-TAI無事終了!!また来年も皆様と楽しく遊べる事を願ってしばしシーズンオフに・・・
来シーズンは3月よりゴールドカップシリーズDES-TAI開催です!!(^^)/

※今回の動画は、お馴染みターグM3GTR 予選タイムアタック(2分13秒519)と決勝スタートの模様

そしてイエローキタ号の決勝動画です (動画提供ありがとうございます)